18回創世塾
 2015年11月6日(金)~11月9日(月)

第18回故郷創世塾のレポート

公民館での講義

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歓迎会(集落の子ども達も手伝います)

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集落内探索(集落民のお宅を訪問し、お話を伺います)

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朝の体操と集落清掃

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たくさんの出会いと学びがあります

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報告書

故郷創世塾に参加後、全員に報告書を提出していただいています。

猪口 真さん

私がやねだん故郷創世塾に参加し学んだ、最も重要なことは「本物の情熱があれば、人は変えることができる」ということです。

創世塾に参加するまでは、個人の価値観や意識はいくら周囲の人間が頑張っても到底変えられるものではなく、本人が気付くしか方法は無いと思っていました。しかし、やねだんで過ごした4日間は、私自身の考え方の傾向と意識の在り方を変えました。

正直なところを申し上げますと、創世塾への参加要請が私の元へ来た際、そのスケジュールを一目見て驚愕しました。元来ひどく居眠り癖のある私にとって、睡眠時間を確保できないことはとても考えられず、自分には無理だと判断していました。

ですが、豊重塾長の講演は想像よりもはるかに熱を帯びた内容であり、「一言も聞き漏らすまい」という姿勢に変わっていきました。創世塾の初日の夜、塾長は「命を燃やして塾生の名前と顔を覚える」と明言され、本物の情熱を持って塾の4日間を創り上げておられることを伝えられました。

私はこれで、本気には本気を以て、返さなければならないと覚悟を決めました。結局、常任講師の講義も含め、一瞬たりとも寝落ちすることはありませんでした。塾最終日には、これまでの人生で味わうことが無かったような達成感を得ました。豊重塾長の、講師陣の、やねだんに係わる全ての人たちの情熱に触れ、私は意識を変えることができたと思っています。

もちろん意識の転換だけでは何も生み出さず意味を為さないため、私自身に何ができるのか、今後に向けて知恵を絞って実行に移さなければなりません。

私が生まれ育った浜田市は、全国に数多ある地方自治体と同様、様々な悩みを抱えています。少子高齢化、歯止めのかからない限界集落の増加、各業種の担い手不足、かつて活気のあった商店街はシャッター通りと化してます。平成25年に18年ぶりに市長が変わり、「元気な浜田市をつくる」という標傍を掲げ、職員一同まちの活性化に励んでおりますが、思えば10年以上前から、浜田市の住民の間には「諦め」ムードが漂っていたように個人的に感じます。

豊重塾長は長い歳月を掛け、心血を注ぎ、やねだんの村おこしに成功されました。館長に就任された当初の集落の雰囲気を変えることに、並みならぬ辛抱と努力が必要であったであろうことは想像に難くありません。豊重塾長の仰るところの「反目者」を味方につける姿勢は、簡単に真似できることではありませんが、今回の塾を通して、本物の情熱によって人を動かすことができることを、身に以って学びました。やねだんで実施しておられる手法をそのまま浜田市に落とし込むことは叶いませんが、まちづくりにおいて「人」が重要であることはどの地域も同じです。

今後は今まで以上に現場に飛び出し、地域の生の声に耳を傾け、浜田の産業、文化、歴史を学び、魅力を見つけていこうと思います。そしてその魅力を周りの方々に伝えていくことができるよう、毎日を大切に、過ごしていきます。

最後になりましたが、貴重な体験をさせていただき誠に有難うございました。必ずまたやねだんを訪れます。

以上

梁瀬 英司さん

11月6日から9日にかけてお世話になりました。18期卆塾生 北海信用金庫仁木支店所属 梁瀬英司です。

思えば私は30年来の重度の睡眠障害の治療半ばでの入塾でした。布団で目を閉じているにもかかわらず、8時間で100回も覚醒しているという異常な状態がおそらく成人してからずっと続いていたと診断されました。タバコをやめ、酒をやめ、鼻中隔湾曲症の矯正手術を今年6月に行いました。少し回復していたこともあり、地元有志の町おこし団体からの依頼を快諾し、やねだんに向かいました。

自分は、地域おこしのリーダーになるための訓練のつもりで入塾しました。しかし、そこで見たのは、リーダーとして必要な素質・能力・感情・演出の気の遠くなるような幅の広さでした。

そして、多彩な講師陣や、全国から集った雑多な同期から、私が学んだのは、50年の人生の棚卸ではなく、自分のこれまでの行動が正しかったどうかでもなく、自分がまだ変わることが出来るということでした。本当に若者たちはみるみる変わっていきました。私は取り残されていた様に感じておりました。

しかし、卆塾後の一ヶ月の私の行動を振り返りますと、おそらく十分に変化していたのだろうと思います。繰り返しますが、私はリーダーになろうと思ってやねだんに行きました。しかし、やねだんから帰ってきて、誰かれ構わず伝えてきたのは、「やねだんに行け」ということでした。

今仁木町の町役場では、やねだん19期に向けて職員派遣の予算化稟議書を作成しています。JAでは、若者職員が上司に嘆願しております。私も自分が所属している組織で声を上げ、「やねだんへ行け」と叫んでいます。そして、大勢の人前でそれを語ること出来るスキルを磨き続けます。

いろいろな機会を捉えて、人前で語り、人を変えることのできるスキルと情熱を研ぎ澄まし続けます。「自分のため」に、地域のリーダーになろうとしていたことを豊重塾長に見抜かれて、止めました。地域のため、皆のため、全身全霊の奉仕の精神でリーダーになる姿勢を身につけようと思います。「金のため」「自分のため」ではない、心からの指導者になれるまで、精進を続けます。

これからもスーパー塾や各地方で行われるやねだんの皆さんの活動には、できる限り参加し、力を得ていきたいと思います。

以上

研修中 朝の放送で感謝のメッセージ

真央さん

皆様、おはようございます。大阪から来ました。やねだん故郷創世塾18期生の真央と言います。柳谷の皆様この4日間(11月6日~9日までの)、ありがとうございました。

皆様の貴重なお時間をいただき、また、通りすがりや、温泉に行った際には優しいお言葉をかけてくださり、感謝の気持ちでいっぱいです。本当にありがとうございました。ここで私事なのですが、やねだんに来る前の自分、この4日間で変わった自分の話をさせていただきたいと思います。少しお時間をいただきますが、よろしくお願いします。

今回のやねだんには、去年から参加させていただきたいと思い、募集しました。今年に入ってから、やねだんに来る前の自分は、仕事とプライベートがうまくいかず、色々と悩んでいました。正直、「逃げたい」、「死にたい」と平気で思っていたのだと思います。

「この先、どうしたら良いんやろ」「もう私なんかどうでもエエわ」と思っていた矢先に、やねだんに参加することができました。

この3泊4日、やねだんに来て、豊重塾長、柳谷の皆様、講師の先生、18期生の皆様の話を聞かせていただいていると、自分でも知らない内に、「死にたい」と思う気持ちが無くなっていました。「何であんな事で死にたいって思ってたんやろう」「言葉一つでも、受けとめ方をかえるだけで、こんなにも楽になれるんやー」と改めて気付かされ、すくわれました。

豊重塾長の「あせるな、急ぐな、近道するな」を胸に、今回出会った方々すべての人に感謝の言葉を伝えたいです。本当にありがとうございました。これからの人生を無駄にせず、精一杯頑張りたいと思います!

朝から暗―い話に付き合っていただきありがとうございます。

以上