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功績の概要
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 応募総数は昨年度は113。今年は120で若干増え、全部門応募総数177のうち68%を占めている。その中から推された内閣総理大臣賞は、鹿児島県「柳谷自治公民館」であり、わずか約130戸・300人の自治会の『行政に頼らない「むら」おこし』(地域再生)という自主・自立の精神のもと、自主財源の確保・拡充(現在は剰余金も)、重要な意味を持つ多様な設備の建設、環境の整備や安全・保全の確保、小・中・高校生の地域への参加、学習の促進、地域の人々の健康の増進やつながりの維持など、「むら」を大きく変えた多角面で確実な成果を挙げてきた。注目に値するのは、活動の根元には「人を動かす感動」が大切であり、人々の理解ある賛同の「意識」と絶大な円満の「和」が「リーダー」であるという発想があり、もちろん、地域のメンバーである小・中・高校生もこの考え方で把握され、こうした発想のもとで現実に「むら」おこしが実現しているということである。

 柳谷町内会は、鹿屋市にある122戸、285人が生活する小さな集落で、65歳以上の高齢者が100人を超える高齢化の著しい地域でありながら、行政に頼らない住民総参加型の創意工夫を凝らした独自の地域づくり活動に取り組まれてる。
 同町内会は、住民の労働奉仕による自前での活動拠点「わくわく運動遊園」の建設を手始めに、土着菌の製造、集落内の遊休地を活用したさつまいもの生産やそのさつまいもを使ったオリジナル焼酎「やねだん」の開発、さらには、化学調味料を使わないこだわりの手打ちそばを提供する食堂の経営など生産販売活動に積極的に取り組み、独自の活動資金を確保している。また、これら益金をもとに、独居老人宅への緊急警報装置や全戸への防犯ベルの設置をはじめ、子供たちの学力向上を図るための「寺子屋」の運営、昔の日常品を集めた「お宝歴史館」等集落の施設設備にあてるなど、地域の環境設備はもとより福祉、教育等に至るまで様々な取り組みを積極的に展開されている。
 更に、循環型地域社会作りの一環として、町内会の補助により全戸に生ごみ処理用のコンポストを設置し、土着菌による生ごみの堆肥化を促進し、「生ごみ排出ゼロ」や家畜の糞尿対策に力を注ぐなど、環境にやさしい地域づくりにも取り組まれている。
 また、地域ぐるみで子供たちの成長を見守り、育成するための活動として、通学路での「おはよう声かけ運動」うあ、幼児を対象にした5kmの「サンセットウォーキング大会」の実施、高校生に責任を持たせ、社会人として成長してもらう為の「高校生クラブ」の結成など青年育成活動のほか、「柳谷安全パトロール隊」の活動による安心、安全な地域づくり、高校生による異郷からのメッセージ放送など多彩なソフト事業にも積極的に取り組まれている。
 このように、柳谷町内会は、行政に極力頼らないユニークで、かつ、住民総参加型の集落運営による住民自治に取り組まれ、大きな成果をあげており、これらの功績から平成14年の日本計画行政学会第8回計画賞最優秀賞の受賞をはじめ、「立ち上がる農山漁村」政府農村モデル地域に選定されるなど、全国から大きな注目を集めている。
 柳谷町内会におけるこれらの取り組みは、本県の目指している共生・協働による活力ある地域社会づくりを実現する上での先駆的な取り組みとして高く評価されるものである。

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