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土着菌で発酵50度

足湯 鹿屋・柳谷にオープン!無料!

平成18年1月30日(南日本新聞)記事

鹿屋市串良町の柳谷集落に二十八日、土着菌を利用した住民手作りの足浴施設がオープンした。同日の完成式に訪れた住民約三十五人は、専用ボックスに盛られ常時50度前後で発酵し続ける米ぬかに足を入れ体全体がポカポカする」と温熱効果を楽しんだ。
集落の手打ちそば店近くにできた施設は一度に九入が楽しめ、ひざまで入れやすいよう設計。 雨よけの東屋には昔の農機具の展示も。近くには"入浴"後に足を洗うために水を引いた。湿り気のある土のような発酵米ぬかは二週間に一度入れ替えるという。使用無料。
柳谷町内会の豊重哲郎会長(64)によると、発酵に使う土着菌には近くの竹やぶで見つけた糸状菌を利用。建設に先立ち、日本食品分析セツター(東京都)に発酵米ぬかの成分分析を依頼したところ、酵母菌が九割を占め、有毒菌はいないことが判明し、昨年十二月に本格着工した。完成式では、使用説明を受けた住民が早速入浴、発酵熱を堪能した。「足を温めて血流をよくすれば、健康増進に役立つ。手も入れればなおいい」と豊重会長。近くの無職田畑鈴子さん(78)は「お風呂に入った感じ。冷えた足が温まり気持ちいい」と喜んでいた。

記事内容

土着菌製造

平成14年12月11日(南日本新聞)記事

「 小 」 の 可 能 性

土着菌を活用した環境対策や独居老人宅への緊急警報装置の設置、自前の運動遊園や歴史資料館の建設など、行政に極力頼らない独自の集落づくりを進めている串良町の柳谷自治公民館に、新たな勲章が加わった。日本計画行政学会が先導的な社会計画を顕彰する第8回計画賞の最優秀賞に選ばれたのだ。
 同公民館以外で最終審査会に名を連ねたのは、全て自治体レベル以上の参加者。活動発表に1人出向いた公民館長の豊重哲郎さん(61)は、控え室に入って驚いた。1自治体当たり5・6人の職員が、発表機材のパソコンなどの調整やリハーサルに懸命に取り組んでいたからだ。「私なんか、持って行ったのはOHP用のフィルムが10数枚だけ。原稿もなしだった。」と豊重さん、笑いながら振り返る。
 発表手法もつつましかった同公民館の”勝因”は1つしかない。住民が積極的に集落の活動に参加する姿勢が、審査員や学会員を感動させたことに尽きる。同学会事務局は「審査員の多くが、異口同音に『感動した』と言っていた。最優秀賞はほぼ満場一致で決まりでした」と語った。
 人口330人の集落がなぜ多くの第3者を感動の輪に引き込めたのか。顔と顔が見える関係の中で、集落民相互が相手の気持ちにこたえようとする思いを共有できているからにほかならない。それは集落単位だからこそ可能なことだ。現在、市町村合併の論議がたけなわだが、柳谷自治公民館が示した「小」の可能性を無視して欲しくない。
(鹿屋支社 ・ 深野修司)

わくわく運動遊園

日本計画行政学会計画賞受賞記念

緊急警報器設置